医院開業コラム 2026.06.09 NEW

【開業事例】2院目以降は相見積もりを取らなかった、6年半で3院を実現した開業パートナー選び【すみかわ皮膚科アレルギークリニック】

クリニック開業の準備は、設計や施工が終われば一段落、というわけではありません。建てたあとの改修や補修、運用の変化への対応まで含めると、20年単位で続いていく営みになります。

「すみかわ皮膚科アレルギークリニック」を本院とする医療法人社団北燈会は、本院の開業から6年半で、白石・ひらぎしと分院展開を進めてきました。3院すべての設計・施工と、開院後のアフターメンテナンスを担ってきたのは、株式会社パルテクノです。2院目以降の発注は、相見積もりを取らずに決めたといいます。

この記事では澄川靖之院長の言葉をもとに、「なぜ同じ開業パートナーに任せ続けたのか」という視点で、長期パートナー選びの判断軸をまとめます。

クリニック名:すみかわ皮膚科アレルギークリニック

院長:澄川 靖之

所在地:北海道札幌市中央区南1条西14丁目291-81 ウィステリア南1条ビル2F

ホームページ:https://www.hokutoukai.com/

6年半で3院展開、設計・施工は同じ会社に任せ続けた

ー本院の開業から、現在の3院体制までの流れを教えてください。

本院のすみかわ皮膚科アレルギークリニックは、札幌市中央区で開きました。アレルギー診療に専門特化した66坪のクリニックです。

そこから6年半のあいだに、白石区とひらぎし(豊平区・南平岸)に分院をつくり、3院体制になりました。3院目の北燈会白石皮膚科クリニックは、開院してまだ1年半です。

ー3院すべての設計・施工を、同じ会社にお願いしているとお聞きしました。

そうです。3院すべて、株式会社パルテクノさんにお願いしました。本院は開院から一度、大規模な改修も入れていますが、改修工事もすべてパルテクノさんです。

2院目以降は、相見積もりを取らずに決めました。1院目を建ててもらったあとの対応を見て、迷いがなくなったんです。

アレルギー専門の皮膚科クリニックを起点に、分院で広く構える

ー法人名の「北燈会」には、どんな思いが込められているのですか?

「北の大地を照らす灯台」になりたい、という願いから付けました。皮膚疾患、特にアレルギー疾患は、どこに行っていいか分からないという患者さんが本当に多いんです。

そういう方を導く目印になりたい。アレルギーで困っている人がまず辿り着ける場所にしたい。本院は、灯台のような存在を目指して始めたクリニックです。

ー専門特化での皮膚科クリニック開業は、経営面で不安はありませんでしたか?

正直、最初は不安でした。皮膚科で開業するなら一般診療が中心になるのが一般的なので、アレルギーに振り切って経営が成立するのかは見えていなかったんです。

でも、いざ開院してみると、専門特化でも成り立つものでした。嬉しい誤算です。本院はかなり専門に特化しているので、一般の患者さんはむしろ少ないくらいです。

その代わり、定期的に通えればいいという患者さんは、通いやすい分院のほうで同じ治療を受けられるようにしました。本院は専門、分院は一般皮膚科。役割を分けることで、北燈会全体が回るようになっています。

開業パートナーとの出会いは、物件選びの段階まで遡る

ーパルテクノさんとの出会いはどのようなきっかけでしたか?

設計・施工の会社をどこにするかという話になったとき、その担当者から関連会社のパルテクノさんを紹介してもらいました。

本院が入っているウィステリア南1条ビルは、メディカルシステムネットワークさん(パルテクノの関連会社)が管理する物件でした。

物件の交渉から始まって、医療法人の設立手続きや事業計画の整理、資金面の段取りまで、ご担当者がワンストップで動いてくれたんです。開業するまでの決めることが多い時期に、開業に必要な実務のほとんどを伴走してもらえました。

ー開業前のサポートで、特に助かったことはありましたか?

家賃の交渉が大きかったです。本院の物件は66坪あって、最初は「いきなりこの広さで採算が取れるのか」と不安でした。

そこをパルテクノさんに動いてもらって、最初の数年は段階的な家賃設定にしてもらえました。無理のないスタートを切れるように、柔軟に対応してくれたんです。

結果としては、最初から66坪で開業して正解でした。今は「66坪でも手狭」と感じるくらいです。

内装設計はデザイン性より機能性を優先した、ただし院長室は例外

ー設計・内装の方針はどう決めましたか?

デザイン性よりも、機能性を最優先にしました。ごちゃごちゃしていない、シンプルな内装で、という方針です。

灯台マークをシンボルにしているので、色合いも灯台マークに近い暖色系を選びました。床材は、真っ白だと汚れが目立つので、柄入りで汚れの目立たない素材をパルテクノさんに提案してもらっています。

掃除のしやすさやメンテナンスのしやすさを、デザイン性よりも優先する。最初からそう決めていました。

1院目の開業で「建てて終わりではない」と実感した

ー開院後にどんなニーズが出てきましたか?

クリニックを開院してから6年半のあいだに、内装の改修や補修をパルテクノさんに何度もお願いしてきました。部屋の用途を変えたり、棚を増設したりするなどです。また、クロスの剥がれといった細かい補修も、継続的に出てきます。

建物は一度作れば20年もちます。ただ、使っているうちに小さな不満が出てくるものなんです。それを誰がどう拾って改善してくれるかが、クリニックを長く運営していくうえで効いてくる部分だと思います。

ーアフターメンテナンスは、どのように対応してもらっていますか?

細かい補修も、パルテクノさんがすぐ動いてくれます。アフターサービスのフットワークが軽い。1院目で繰り返し対応してもらううちに、「次も頼みたい」と思えるようになりました。

機材庫の収納は特徴的で、上まで全部棚にしてもらっています。限られた面積を有効に使うための提案です。受付の柱まわりにあったデッドスペースも、デスクを置けないかという相談に応えてもらいました。

設計のときから、運用が始まってからも、私の「こうしたい」を形にしてくれる存在になっています。

2院目・3院目の開業は、相見積もりを取らずに決めた

ー2院目・3院目の分院も、パルテクノに依頼された経緯を教えてください。

2院目は、ほかの業者と相見積もりを取らずに、1院目と同じ流れで決めました。3院目も同じです。クリニックの設計・施工の業界では複数社への相見積もりが一般的だと思うんですが、私は取りませんでした。

1院目を建ててもらってからのアフターフォローで、パルテクノさんへの信頼が積み上がっていたんですね。だから迷う必要がなかった。3院目は開院から1年半ですが、すでに休憩室の改装などをお願いしています。

ー長期視点で見たときに、どんな価値があると感じていますか?

一回建てて終わりだったら、安いところを頼むのも選択肢としてあります。でも、最低でも20年はやるなら、その間のアフターメンテナンスがすごく大事になるんです。

安く建てて、あとから別の業者を探したり、設計のイメージを共有しなおしたりすると、時間もお金も余計にかかってしまう。設計・施工からアフターまで一気通貫で頼めるところに任せたほうが、長期で見ればトータルコストは下がると思います。

パルテクノさんとは、業者というよりパートナーとして仕事をさせてもらっている感覚です。3院連続でお願いできているのも、長期の信頼関係があるからこそだと感じています。

これからクリニック開業を考えるドクターへ

ー最後に、クリニック開業を検討しているドクターに伝えたいことは何ですか?

「開業はゴールじゃなくてスタート」だということです。開業するまでで終わりではなく、開院後の運用が本当に重要になります。

使っているうちに、そこからは経年の不満や改修ニーズが少しずつ出てくる。それを一緒に拾ってくれる開業パートナーがいるかどうかで、20年後の経営は大きく変わると思います。

最初は費用が高く感じたとしても、長く使う前提なら結局は安い。そういう選び方ができるかどうかが、業者選びの分かれ目です。これから開業を考える先生方には、ぜひ長期的な視点でパートナーを選んでほしいと思います。

パルテクノでは、クリニック開業に関する個別相談を受け付けています

当社では、企画から施工、アフターケアまで自社で一貫したサポートを提供しております。

医療施設、福祉施設、クリニック、調剤薬局の設計・施工をご検討中の方はぜひ当社までご相談ください。

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